平和活動交流集会 in 守山 大軍拡の実態が「こんな身近に迫ってる!」
2月10日今年度2回目となる平和活動交流会が、陸上自衛隊第10師団司令部のある守山区で開催されました。
最初に守山区平和委員会城下の案内で、守山駐屯地をフィールドワーク。30名余の参加者と一周約1・4キロの駐屯地の半分ほどを歩いて回りました。正門から見える本部庁舎は、まだ新しいのに司令部が上層階に入っているのでミサイル攻撃を避けるため、「基地強靭化」で地下要塞へ移転する可能性が高いと説明。すかさず「周辺住民のことは考えないのか」と声があがります。車両の駐車エリアでは、輸送用としてウクライナへ全国から合計100台供与される資材運搬車や高機動車、1/2tトラック(パジェロ)を見ることができました。
生涯学習センターに移ってからは、戦争法成立した前年(2014年)から自衛隊の創立記念式典での訓練展示が、殺し殺されることをリアルに表した内容になっている。死を恐れず慣れさせる「死生観訓練」というもので、「レーザー交戦装置」で敵からの攻撃で受けたダメージ(死亡~軽傷)を表示することも行われています。「安保3文書」の下での守山駐屯地は戦場に直結する部隊として再編・強化される予定。また、岸田軍拡を支える愛知の軍需産業の実態も語られ、武器輸出にストップをかけようと呼びかけました。
続いて、戸谷が守山区での運動を報告。2007年、自衛隊の本質は「武力集団」と師団長が就任の挨拶をし、その後街の中で小銃を持ち集団で歩く「徒歩行進訓練」や迷彩服通勤がおこなわれるようになったことや、創立記念式典の訓練の騒音被害に抗議や中止の要請を行い、「重要土地利用規制法」の危険性を知らせるアンケート付きのチラシや、その結果報告のチラシの配布などの活動を報告し、自衛隊による不利益に我慢せず、戦争準備に協力しない活動をしたいと話しました。
「名古屋にこんな場所があることを知らなかった」「こんなにじっくり自衛隊を見たことがなく怖くなった」「実態を知り、知らせていこう」との感想や、「騒音の計測をする必要がある」との意見。また、単身者の生活隊舎での生活についての質問があり、城下さんがスマホ使用は30分、飲酒は上官のいる場所で、外出は土曜日のみなどの制限や、持久走の成績が悪いと名前が貼りだされるなどで、精神を患う隊員もいると答えました。
活動交流では、ららぽーと前での宣伝を毎月行って6年になる港区では、来た人に写真を送り友達を誘ってと呼びかけている、と紹介。平和のしゃべり場をしているあま東部や、各地で基地や戦跡をめぐる平和のバスツァーが取り組まれたことなどの報告がありました。
参加者は、50人。交流を深め楽しく元気に活動しましょう。