緑区平和委員会 第2回総会 誕生から中学生までが15年戦争だった
2月24日、徳重ユメリアで緑区平和委委員会第2回総会が12名参加の中開催された。司会は近藤さん。代表嶺村さんの開会挨拶、小島俊樹県平和委員会理事長の挨拶に続き、記念講演として2人の方から「戦争を語る」をテーマに話を伺った。堀江栄蔵さんはちょうど自身の誕生から中学生までが15年戦争と重なり、子どもたちが学校生活を通して如何に教育勅語、日の丸、君が代精神を身体に刻み込まれたのかを語った。実例として四大節唱歌はすべて天皇を讃える内容、「勝ち抜く僕等小国民」は天皇のために死ねという内容で、堀江さんの実体験から当時の軍国主義教育の一端をリアルに感じることができた。
瀬間都美子さんは1945年3月11日夜、名古屋空襲一番機で姉が焼死した体験を語った。当時まだ小学4年生だったが、瀬間さんの鮮明な記憶に基づく証言に衝撃がどれだけ強かったのか伝わってきた。日本軍の高射砲が米軍機に全く届かない状況を目撃、米軍の力の大きさに「もう日本は負ける」と思ったという。その後質疑の中で、戦争体験は年齢や住んでいたところなどにより多様であり、まだ知らないことも多く、今後も学び続ける必要性を共有した。
桐山さんからは2021年~23年の経過報告・総括と当面の方針について話があり、各種取り組みの中で仲間づくりをしていくことが確認された。溝口さんの財政報告の後、世話人が選出され無事終了。今回瀬間さんを仲間に迎えることができた。