原発ゼロ名古屋アクション 命と人権を大切にする社会をつくりたい

東日本大震災と福島原発事故から13年になろうとする3月10日、オアシス21でさよなら原発の集会がありました。

3/10 名古屋市栄

原発ゼロ市民アクション代表の藤原はづきさんの挨拶に続き、だまっちゃおれん裁判原告代表の岡本早苗さんは、「被災者は13年間苦しみ誰も責任を取らない。名古屋高裁の判決をうけ、7世帯20人で最高裁に上告することを決めた。原発がある限り事故は防げない。裁判は、原告だけのものではない」と支援を呼びかけました。

老朽原発廃炉訴訟の草地妙子さんは、原発を40年~60年、それ以上動かそうとしているが、事故は何一つ解決していない。国は「規制委員会の偉い先生が審査を通しているのに、素人の弁護士が文句をいうな」と言う態度。「裁判を傍聴に来てプレッシャーをかけてほしい」と訴えました。

震災のおこった時刻になり、犠牲者の冥福を祈り黙祷をし、小牧の脱原発パレードの代表が詩を朗読しました。

平和委員会を代表して、私、戸谷が発言。「水爆実験によって被害を受けたビキニ事件の全容を解明せず、無かったかのようにする態度は、いまの原発事故や原発政策と全く同じ。命と人権を大切にする社会をつくりたい」と発言しました。

次に中電前で毎週金曜日に脱原発の行動をして、500回を数える方からは、「原発の適地はどこにもないのに新しい原発を作ろうとしている」と政府を批判。毎週金曜日に高岳の関電前で行動している方は「関電は、ワイロで原発を動かし、お金で平和や安全が壊されている」と大飯、美浜、高浜原発の廃炉を求めました。

ガザ緊急アクションなごやの金城美幸さんは、「『反ユダヤ主義に苦しむ人を助ける』と美しい言葉で、ヨーロッパで解決すべき問題をパレスチナに持ち込んだことが、都市部の電力のために地方で原発が作られていることと共通している」と語り、ガザへのジェノサイドを止めようと訴えました。

政党からも、みどりの党尾形さん、日本共産党本村議員、立憲民主党近藤議員、新社会党、社民党の代表などが発言しました。