あま東部「平和のしゃべり場」 戦争の惨さ、九条の大切さを考える
「どの戦争も始めるときには悲惨なことになると覚悟して始めるではありません」―あま東部平和委員会3月の「平和のしゃべり場」は、17日、アニメーション映画『火垂るの墓』(高畑勲監督)をとりあげました。1945年6月5日の神戸空襲で母と死に別れた14歳と4歳の兄妹が、健気に生き、力尽きて死んでしまう物語です。
「映画の状況をわが身に置き換えた時、生きていく自信がない」―映画を見終わって、参加者の一人が切ない思いを絞り出します。「戦争はいつも弱い者を犠牲にする」「戦争は絶対にいかん」の思いが、参加者の口々から発せられるのでした。いつもの「前説」に代わって主催者からは、「いまこそ憲法第九条を高く掲げ、その精神にのっとった外交と真の国際貢献・国際協力をすすめるときではないでしょうか」との高畑監督の平和の思いを紹介しました。
今回は、いろいろな団体の会議・集会が重なり、開催が危ぶまれる中4人の参加です。「殺傷武器輸出反対」の署名(9筆)を手に参加した人もおられました。別の参加者からは、運動へのカンパが寄せられました。