基地闘争全国交流集会in岩国 米軍の特権が300個も

313 9月1日(土)~2日(日)山口県岩国市福祉会館で、23都道府県から90名が参加してオスプレイ配備撤回・米軍基地撤去を主題にした「基地闘争全国交流集会in岩国」が開かれました。
 東森安保破棄中央事務局長から「オスプレイ配備阻止と基地闘争の課題」の問題提起があり、小泉安保破棄中央事務局次長から「オスプレイ問題と日米安保」の報告がありました。
特に、小泉氏の「オスプレイは世界一の欠陥機で、ハワイなどアメリカでも飛行訓練が住民運動で中止」「飛行する場合、市街地150m、その他では300m以上で飛ばなければならない。ヘリコプターは『オートローテーション(安全装置)』がない飛行機は飛ばせない、と、日本の航空法では規定されているのに、自由に飛ぶことができる」など、特例法や日米地位協定などで特権が約300」もあります。
 米軍機には、日本の空で飛行禁止区域はありません。「学校、病院、原発や市街地は妥当な考慮して飛行する」と、米軍が言えばそれでチョンです。オスプレイ配備問題で沖縄をはじめ全国の自治体首長、国民の中に「日米安保条約の実体や問題点が少しずつ明らかになり安保不要論が広がりつつある」ことを確信しました。
 東森氏からの「当面の具体的取り組み」では、オスプレイ配備と低空訓練反対、米軍基地撤去、与那国・宮古島への自衛隊配備のたたかい、学習を強めようと提起ありました。沖縄及び米軍に関わる課題が中心で、「自衛隊も含めた『基地撤去及び基地機能強化反対』の取り組みの言及がない」と、感じて質問したら、当然そうした運動も強める必要があると返答がありました。
 「小牧基地はじめ愛知のたたかい」を発言しました。特別報告では①沖縄県民大会成功に向け、②高江のたたかい、③オスプレイと愛宕山米軍住宅建設阻止、④佐世保の米軍軍港強化反対、⑤米軍横田基地のたたかい、⑥原子力空母横須賀母港化反対、⑦米兵の妻撲殺裁判と安保がありました。
 私たちの『運動・たたかいに正義』がある。各地域で全勢力を結集して全力でたたかおう!」と、締めくくられた。
(小牧平和委員会 福本英雄)