新たな原爆症認定裁判の学習会~認定行政の改善を求めて

3/10 ウィルあいち

3/10 ウィルあいち

3月10日、被爆者支援ネットが学習会を行い、原告3人を含む被爆者8人と支援ネットのメンバーなど29人が参加しました。被爆者の命をかけて原爆症認定を求める集団訴訟が終結し、認定制度のあり方検討会が設置され、法制度の改正に向けた議論がなされている中、なぜ、新しい原爆症認定裁判が提起されるようになったのか、また、裁判ではどのようなことが争点となっているのかを樽井直樹弁護団事務局長を講師に学びあいました。
日本被団協の木戸季一事務局次長に被爆者が何を求めているかをお話しいただきました。
被爆者が裁判に立ち上がった経緯と被爆者に現実に起こったことを直視し、それを明らかにすることを重視した法廷での闘い、また残留放射線や内部被爆を切り捨てる行政側の被爆実態に合わない理論。司法の判断を正しく適用させるための今後の運動の必要性など、様々な問題が明確になった学習会でした。(小田前恵子)