愛知県弁護士会主催 集団的自衛権行使反対集会 一丸となって解釈改憲に反対

愛知県弁護士会は、1月17日、久屋広場で集団的自衛権行使反対県民集会を開催し、集会後、栄コース、大須コースに分かれてパレードを行いました。集会とパレードには、弁護士約350名を含む約3000名が参加しました。愛知県弁護士会に登録する弁護士は、約1750名。その6分の一が街頭行動に参加したことは、同弁護士会が、オール弁護士会の体制で一丸となって、解釈改憲に反対していることをあらためて示しました。

集会では、実行委員長を務める富島照男弁護士が、戦前、反軍演説を議場で行って帝国議会を除名された斎藤隆雄を例にあげ、「すばらしい演説だった。しかし、遅すぎた。一人ではどうにもならない。戦争へ進む道に反対するには、数と時期、タイミングが大事だ。今なら間に合う」と挨拶。続いて、伊藤真弁護士、大学生、保育士、福島の被災者、俳優のアマちん、キリスト者がスピーチしました。集団的自衛権行使は憲法を破壊するとして反対する集会宣言を拍手で確認しました。

弁護士会が単独で県民集会とデモを呼びかけ主催することは異例であり、これだけ多数の弁護士が街頭行動に参加したのは初めてです。

集会やパレードの要員には100名近い弁護士や法律事務所の事務員が従事し、街宣車に乗ってシュプレヒコールを行ったのは、若手の女性弁護士でした。デモは初めてという弁護士が大半でしたが「安倍政権が解釈改憲を強行するなら、またやろう」と活きさかんでした。