高蔵寺弾薬庫一周平和マラソン 自衛隊基地を回って平和を訴える

12月6日、高蔵寺弾薬庫一周平和マラソンが春日井市高蔵寺駅前の宮前公園をスタート地点にランナー350人、関係者70人で開催されました。マラソン大会は、アジア太平洋戦争開戦の日に近い日曜日に毎年開催され今年で32回目となります。

開会式で高橋大会会長(平和委員会理事長)は、日本が起こした侵略戦争によって310万人もの国民が亡くなったことにふれ、当時高校2年生ぐらいの青年が赤紙・召集令状一枚で戦場に連れていかれた事を訴えました。そして平和であってこそスポーツができる、2度と戦争を起こしてはいけません。と話しました。

今年は、競技の安全性を考慮し競技コースを若干変更。16.5km、8.5km、3.0kmの新たなコースをランナーが走りました。参加者は、昨年とほぼ同数でしたが、中学校の部活での参加やランナーズ9の会、そしてコスプレして走る参加者など多彩な顔触れでした。

クラスター爆弾禁止条約が締結され、国内外の世論の中で、今年はすべての自衛隊基地からクラスター爆弾が撤去された元で大会が開催されました。春日井平和委員会は、弾薬庫やクラスター弾などの写真を展示し、基地の危険性を訴えました。この大会は、スポーツ団体と労組、民主団体や平和団体が共同する大会となっており、自衛隊基地を回り平和を訴えるマラソン大会は全国的にも珍しいとりくみです。この大会に、今年も春日井市長からメッセージが寄せられています。

平和マラソン 12/6 高蔵寺

平和マラソン 12/6 高蔵寺