2018平和を語る八月名古屋集会

今年の8・15集会は、「アベ政権とメディア~誰のための改革か~」と題して、立教大学の砂川浩慶教授の講演が行われました。講演の前半では、インターネットの普及によりテレビや新聞が衰退しているメディアの現状を俯瞰しました。講演の後半では、安倍によるメディアへの政治介入がどのように強まってきたか経緯が話されました。

それによると、2001年教育テレビの「慰安婦」番組の改変からはじまり、第1次安倍政権では菅総務大臣が行政指導を乱発、第2次安倍政権では特の社の記者や経営者と会食・ゴルフを繰り返し、露骨な提灯記事を掲載させ、他方政権批判をする社には圧力をかけました。また、NHK人事に介入し、NHKを政権の御用テレビにしようと策動しました。そして、講演の最後に、砂川教授は安倍政権はさらにメディアへの政治介入を強めるため、放送法改悪に着手しており、これを阻止しなくてはならないと訴えられました。