オンラインと併用の学習会に約100人 軍事同盟に代わる平和の選択肢

2/12 労働会館

安保破棄愛知県実行委員会は、愛知県平和委員会と憲法改悪反対愛知共同センターと一緒に、2月12日(金)18時30分から、渡辺治氏を講師に「安保破棄・憲法オンライン学習会」を行いました。参加者は、会場に32人、オンライン55人です。安保破棄中央実行委員会は学習会をユーチューブで紹介し、ホームページで視聴できるようにしています。

学習会は、渡辺治一橋大学名誉教授・九条の会事務局が昨年12月に著した安保がわかるブックレット⑲『軍事同盟に代わる平和の枠組みを、今こそ』(500円)をベースにしています。私たちは「読んでから見るか、見てから読むか」とブックレットの普及とオンライン学習会への参加を呼びかけました。

渡辺治氏は、安倍政権とそれを継承した菅政治による3つの悪政の害悪とその行き詰まりを上げました。それは、①日米軍事同盟を完成させるために、9条改憲を実現するという政治、②グローバル企業の競争力を高めるための新自由主義の政治、③立憲主義・民主主義を蹂躙する強権政治です。

そして、菅政権の支持率は下がっているのに、立憲野党への期待も高まっていないのは、①軍事同盟に代わる平和の選択肢、②新自由主義に代わる福祉の選択肢、③立憲主義・民主主義強化の選択肢という菅政権の3つの悪政に代わる選択肢が見えていない、としました。

今回の学習会のテーマである「日米安保と憲法の攻防」を安倍政権の前後に分けて明らかにし、改憲を阻んで軍事同盟に代わる平和の枠組みへ向けての一歩を踏み出そうと、展望を語りました。


(安保破棄愛知県実行委員会事務局長 福田秀俊)