県平和委員会継承・管理に携わる 東南海地震犠牲者追悼　記念碑移設・除幕式のご案内

下記「由来」文で紹介されている「記念碑」の移設・除幕式が、次ぎの通り執り行われますのでお知らせします。「碑」は、これまで主として２４年前建立に携わった関係者有志によって管理・維持されてきましたが、有志の高齢化、他界が進むなか、今回の移設を機会に地域性と組織の目的に照らして愛知県平和委員会（８月理事会で確認）を含む３団体が、今後、継承・管理に携わることになりました。
記
１、日時
２０１２年１１月４日（日）
　１０時３０分～１２時
　　　　（受付１０時）
１、 場所　名南ふれあい病院内
　　　　　「追悼碑」前　
　　（南区豊田５-１５-１８）
１、次第　移設経過報告、
　　　　　遺族挨拶、
　　　　　故人友人挨拶、
　　　　　韓国代表挨拶、
　　　　　黙祷、
　　　　　除幕、
　　　　　献花他

「悲しみを繰り返さぬようここに真実を刻む」碑の由来

　１９４４年１２月７日、東南海地震（Ｍ８）が東海地方を襲い、軍用機を生産していた三菱重工名古屋航空機製作所道徳工場の建物はそのほとんどが倒壊し、この工場に動員されていた労働者と学徒ら５１人に加え、朝鮮半島から強制連行されていた朝鮮女子勤労挺身隊員の幼い少女（１４歳～１６歳）６人も犠牲になりました。
　戦争末期の厳しい報道管制の下で、被害の真相は隠蔽され、市民に知られることなく年月が経過し忘れ去られようとしていました。
　１９８７年に、その被害を発掘・調査していた高校教師・市民・元学徒関係者らが「三菱名航東南海地震犠牲者追悼実行委員会」を立ち上げ、被災者をはじめ多くの関係者市民の真心を集め、１９８８年１２月４日、日清紡名古屋工場の構内となっていた旧道徳工場跡地に同社のご理解とご協力を得て、この追悼記念碑は建立されました。巨大地震と戦時動員が複合して多くの犠牲者を発生させたことを明らかにしています。
　２００６年、日清紡名古屋工場が閉鎖された事情により、２０１２年６月、被災現場に隣接する医療法人名南会の敷地に移設されました。
　碑面は、東南海地震の発生時刻１２月７日１３時３６分の太陽に直面して設置されています。
　２０１２年１１月４日
　医療法人名南会
　日本国民救援会南支部
　愛知県平和委員会