悲しみを繰り返さぬよう ここに真実を刻む

名南ふれあい病院追悼記念碑 12月7日(金)名南ふれあい病院追悼記念碑前において、2012年東南海地震犠牲者追悼式を開催しました。追悼式は、記念碑の管理団体として、医療法人名南会、国民救援会名古屋南支部とともに主催し、約60人あまりの参加となりました。
 関係者挨拶が行われ、村松寿人さん(当時三菱養成工)は「東南海地震によって三菱道徳工場で働く関係者57名が亡くなりました。たんなる災害の犠牲者ではなく、軍事生産のために工場の柱をなくし建物をもろくしたために起こったもので戦争による犠牲です。亡くなった人たちのためにも、憲法9条を守ることが重要です。」と挨拶しました。
 また太田榮蔵さん(旧制熱田中学:学徒動員)からも「戦争は絶対だめです。」と訴えハーモニカ演奏を行いました。小出裕さん(1988年 追悼記念碑建立実行委員会世話人)は、朝鮮半島から強制連行されてい
た朝鮮女子勤労挺身隊員の幼い少女6人が犠牲にあったこと、また戦後も韓国社会の中で差別されてきた苦しみにふれ、戦争加害の責任を厳しく指摘しました。
 追悼式では、地震発生時刻である13時36分に黙祷、その後、献花をしました。