天白平和委員会 2周年のつどい ~憲法は権力を縛る安全装置~
天白平和委員会は5月18日(土)、原駅ターミナルビル3階の天白社会福祉協議会・研修室で「平和憲法が危ない!~自衛隊?国防軍。アメリカの戦場で闘う軍隊になってもいい?」と題して、呼びかけで2周年のつどいを行い、35人が参加しました。
前半は、名古屋高裁で違憲判決を勝ち取った自衛隊のイラク派兵差し止め訴訟の元弁護団事務局長川口創弁護士を招き、「『立憲主義の破壊』に抗う」と題して、安倍自民党内閣と改憲勢力が狙う9条改悪をターゲットに、その前段階として96条改憲で国会の憲法改定発議要件を3分の2から過半数に引き下げようと動いている問題などをめぐる講演を聞きました。
さらに、後半では質疑と意見交流を行いました。参加者からは、7月の参院選挙が大きなターニングポイントになるのが明確な緊迫した情勢の中で、改憲を阻止するためにどのように現状を認識し、どうそれに見合う論立てをして闘うのか、など川口氏に解説や意見を求めながら、活発に意見を出し合いました。
川口氏は自民党が昨年7月に出した「国家安全保障基本法案」の危険性に注意を喚起し、「憲法というのは、主権者たる国民にとって『権力を縛る安全装置=立憲主義』である。」と話されました。(天白平和委員会 福島)