原水爆禁止2013年世界大会・長崎 ~核兵器全面禁止を求める運動の巨大なうねりを~
原水爆禁止2013年世界大会・長崎は、8月7日長崎市民体育館で幕を開けました。「核兵器の1日も早い廃絶を」と国内外から6500人が集結しました。愛知県からは186人(国際会議、広島大会を含め231人)が参加しました。そのうち14人が被爆者で「これが最後の長崎行きになるかも」との悲壮な決意で参加された方もみえました。
大会2日目の分科会では長崎基地調査行動に参加しました。11台のバスで400人超が分乗。弓張岳山頂と海上から佐世保基地を観察しました。港湾の8割以上が米軍に提供されている現状から参加者が「まるで植民地だ」と吐き捨てるように言いました。
3日目の閉会総会には7千人が参加しました。今大会の大きな話題はアメリカの映画監督オリバー・ストーン氏が閉会総会の特別企画で、アメリカの「原爆投下は正当」は大ウソで、「日本の敗北は決定的だった」と語りました。「若い世代には残酷であっても真実は伝えるべき」と被爆体験を伝えることの大切さを力説しました。また、2015年に向け、核兵器の全面禁止条約の交渉開始を求める世論と運動の巨大なうねりをつくりましょう」と長崎からの呼びかけを採択しました。 (松下 彰宏)