第30回高蔵寺弾薬庫一周平和マラソン ~スポーツを通して平和を考える~
~記念学習会・交流会~
第30回弾薬庫一周平和マラソンの記念学習会は、「弾薬庫の歴史と実態」をテーマに12月1日高蔵寺ふれあいセンターで、20名の参加で開かれました。
学習会は3人の方が講師を努め、地元の大矢さんは、弾薬庫が農民の土地を軍に取り上げて建設された歴史を語りました。愛知県平和委員会の大久保さんは、航空写真を基に弾薬庫が強化されている様子を報告しました。新日本スポーツ連盟の青木さんは、弾薬庫コースがアップ・ダウンやカーブが多く、ランナーの魅力になっていることを語ってくれました。
交流会では全国九条の会の小森陽一さんの父親が学徒動員で弾薬庫で働いていたことも報告され、高蔵寺マラソンが貴重な歴史を積み重ねていることを知りこれからも地元と密着したマラソンに努力することを話し合い、記念学習会を終わりました。
~スポーツは平和を支える 30周年高蔵寺マラソン~
第30回弾薬庫一周平和マラソンは、12月8日高蔵寺宮前公園をスタート地点にランナー200人、要員100人で意気高く開催されました。
今年は30周年記念マラソンで新日本スポーツ連盟を始め平和委員会、原水協、労働組合、新婦人、民商などの団体で開催しました。地元の田島医師、医療生協の看護師さん、春日井法律事務所の伊藤弁護士など個人の皆さんも勢揃いして、それぞれの「力」を発揮してマラソンを成功させました。
開会式で高橋大会会長は、オリンピックが戦争で中止になった歴史をふり返って、平和の大切さを、日本人として忘れることのできない12月8日の今日を語り、ランナーを熱く励ましました。続いて地元内田春日井市会議員が挨拶し、春日井市長の祝電が司会者から披露され大きな拍手を受けました。
定刻の10時半から、16km、8km、2.5kmと順次スタートしました。表彰式でメダルを手に喜ぶ小学校2年の最年少者、高齢者賞のサボテンを手に「来年も元気だったら参加する」と笑顔で語る80才の高齢者。みな平和を求めて頑張った顔がすてきに輝いていました。
この平和マラソンは、新聞(中日、赤旗)や春日井ケーブルテレビが取材に駆けつけ、市民に大きくアピールすることができ「秘密保護法」で暗い世の中の空気を跳ね飛ばす明るいニュースとなりました。
~春日井市長のメッセージ~
第30回高蔵寺弾薬庫一周平和マラソンのご盛会を心からお祝い申し上げます。平和を祈りマラソンに頑張ってください。