ノーモア被爆者愛知訴訟―被爆者東海北陸ブロック会議行われる

ノーモア被爆者愛知訴訟201403063月6日には、ノーモア被爆者愛知訴訟が行われ、第12回口頭弁論、裁判報告会そして、「原爆被害に国の償い」を実現する春の被団協東海北陸ブロック行動が行われ約70人が参加しました。

裁判は、原告高杉さんの甲状腺機能の評価書について国の反論が提出されてきています。今後は、被爆の実相や影響を含む全体像を捉えてもらうべく沢田昭二さんや関係医師の証言を行い、その上で原告の証言を聞くよう裁判所に求めている。これらを踏まえ5月から8月は裁判の節目となるよう努力しています。3月には大阪、熊本で判決が予定されており大きなうねりにしていきたいとの報告がありました。

東海北陸ブロック行動では、「原爆症認定運動と核兵器非人道性について」と題して樽井弁護士より、また「渡しの被爆体験」として木戸被団協事務局次長より、「原爆被害に国の償いを」として藤森被団協事務局次長がそれぞれ講演しました。またすで亡くなった被爆者の山口仙二さんのドキュメントも上映されるなど充実した会議となりました。藤森さんは、メキシコで行われた核兵器の人道的影響に関する国際会議の報告を行いました。国際会議の冒頭、被爆者5人に発言を求め、異例の1時間45分も確保したそうです。その影響もあり、世界各国どの国も被爆体験を重視し感謝する発言が相次いだそうです。会議のまとめでは、「核兵器廃絶に向け、法的拘束力のある条約を作るべき」と議長発言されたことは大きな前進と報告されるなど、国際的世論と国際政治の力強い前進を感じる報告となりました。

次回裁判は5月8日(木)15:00からです。