戦争する基地強化 ~小牧基地航空祭から~

2月に行われた、小牧基地航空祭(オープンベース)では、軍用機による飛行が行われました。この中では、これまでの空域を大きく広げた飛行が行われ、周辺住民に不安と騒音被害を与えました。自衛隊への申し入れ等で明らかになったことは、次の通りです。

①空中給油模擬飛行を含む市街地での飛行が行われた。通常危険とされ、日本海か太平洋沖で行われている。軍用機が接近して飛ぶという危険な飛行にもかかわらず、自衛隊は航空燃料を給油していないため危険ではないとしている。

空中給油模擬訓練の様子

空中給油模擬訓練の様子

②参加軍用機は、KC767空中給油機、C130H輸送機、U125救難機など。

③模擬訓練を行ったのは、2月6日、13日、19日(以上訓練)、22日、23日(以上航空祭)

④訓練について、自衛隊から通知した自治体(防衛省資料より)・・・愛知県、春日井市、小牧市、豊山町、名古屋市、北名古屋市、一宮市、稲沢市、岩倉市、犬山市、江南市、清須市、大口町、扶桑町、 豊田市、瀬戸市、尾張旭市(以上愛知県)、恵那市、土岐市、多治見市、中津川市(以上岐阜県)

空中給油機のコックピット

空中給油機のコックピット

 

⑤航空自衛隊小牧基地交渉などで明らかになったこと。
・飛行が行われ、自衛隊より通知されなかった自治体・・・岡崎市、長久手市、日進市、東郷町、三好市
・航空祭後に通知した自治体・・・長久手市、日進市、東郷町

防衛省が明らかにした訓練空域(防衛省資料をもとに作成)

防衛省が明らかにした訓練空域(防衛省資料をもとに作成)