イラク公務災害訴訟 第9回公判 支援者募集中

6月20日、名古屋地方裁判所第1号法廷にて「第9回公判」(名古屋地方裁判所民事第7部、永野圧彦裁判長)が開かれました(事件番号:平成24年(ワ)4398号)。

入廷前の宣伝 6/20 名古屋市役所前

入廷前の宣伝 6/20 名古屋市役所前

それに先立ち、4月18日に提出した「要請書」の回答を得るため、「東海防衛支局」に出向きました。しかし支局側からは「回答は来ていない。要請は伝える」としか返答はなく、原告・池田氏や支援者等が激高する場面がありました。

13時30分開廷。原告弁護団は「国が障害等級を10級という低い認定をした理由が明らかになっていない。それを示さないのは、損害について争わないと理解する」としました。対して被告・国側は「見解を異(こと)にする」とだけしか答えませんでした。

公判後の報告集会で弁護団からこれまでの経緯等が報告され、「すべてにおいて対立している」「これからは証人尋問が基となる」という発言が行われました。

進行協議(公判後に行われた)に出席した弁護士は「国の主張は、これまで通りだ。国側は証人を10人ほど出すとしているから、公判の数が多くなりそう。弁護団は、医師から診断書をもらうし、当時の隊司令を証人として申請したい」と明らかにしました。

今後の公判ですが、次回は8月29日(金)の13時30分から、次々回は10月17日(金)の10時15分から、いずれも名古屋地方裁判所第1号法廷で行います。