金山駅コンコース「原爆と人間」展に5000人が見学!
8月16、17日に開催された金山駅コンコースでの「原爆と人間」パネル展には、二日間で5000人が来場。子どもにパネルを一枚ごと丁寧に説明するお母さん、パネルに見入る若いカップル、「空襲で家が焼けて大変だった」と話すおばあさん、スーツ姿の男性が通りすぎて戻って見ていくなど、幅広く多彩な人々に見ていただける原爆展となりました。また、多くの人がパネルの説明文をじっくり読んでいる姿が印象的でした。「実家が広島で平和運動をしたいと長年思っていた。退職したから行動したい」と話す女性にNPTの取り組みを伝える、「中日新聞に載った記事を見て、孫に見せたいとこのために金山駅にきた」という方など平和の思いを来場者それぞれが発信していたことも特徴的でした。当日は、折り鶴コーナーやレゴブロックで原爆ドームを作ろうコーナー、思いを記入する感想ノート、被爆者が語る体験を上映するDVDコーナーなども設置しました。
この原爆展は愛友会が主催し、コープあいちや保険医協会、原水協などからなる被爆者支援ネットワークが協力し「多くの市民に被爆の実相を知って欲しい」と声を挙げ続ける中で実現した画期的な取り組みです。世界大会の国際会議宣言や広島大会の行動提起にあったように、被爆の実相を知らせ、原爆の悲惨さや核兵器のない世界への希望を伝えていくことが来年のNPT再検討会議にむけて大変重要になってきます。世界大会報告会と合わせて各地で多彩な取り組みをすすめていきましょう。