ノーモアヒバクシャ愛知訴訟・厚生労働大臣協議 ~国の姿勢を変えるために支援を~
12月22日、ノーモアヒバクシャ愛知訴訟の第16回裁判が行われました。
今回の裁判には、原告側から16準備書面(澤田意見書への国の反論に対する主張)、17準備書面(国から被曝線量を数値で示せといってきたことへの反論)、18準備書面(山田さん、高井さんの要医療性について)の書面を提出しました。被告の国側からは、2013年末に策定した新方針を各原告にあてはめた結果を示す準備書面が提出されました。国の主張は集団訴訟で論破されたものばかりです。
6月には証人尋問などの予定も決められることになっています。今年が山場となります。ご支援お願いします。
また、原爆症認定制度をめぐり、1月15日、1年4ヶ月ぶりに厚生労働大臣との協議が行われ被団協、原告団(愛知高井さんも)、弁護団など15人(全国から100名以上が傍聴)が参加しました。
昨年の制度見直し後も白内障や心筋梗塞などの非がん疾病の認定は少ないままで、国が原爆症と認定しなかった被爆者が裁判で認められるケースが依然として相次いでいることや、被団協の原爆症認定制度改革の提言の内容を説明し、高齢で病気に苦しむ被爆者が裁判を続けなければならない現状がなくなるよう訴えました。しかし、塩崎大臣は、新しい基準で認定件数は増え、改善の方向に向かっていると述べるのみでゼロ回答でした。
◆裁判日時今後の予定◆
2月25日(水)11:30
4月23日(木)15:00
6月25日(木)15:00