愛知県原水協総会開く NPTに向け、草の根から

2月14日、原水爆禁止愛知県協議会の2015年度定期総会が開かれました。

原水協総会 2/14 民主会館

原水協総会 2/14 民主会館

第1部では澤田昭二県原水協理事長が「被爆70年を核兵器廃絶への転機の年に」と題して、記念講演を行いました。澤田理事長は、平和を探求してきた人類の歴史を1795年から説き起こし、2度の大戦の経験から「武力行使原則禁止」を唱える国連憲章に到達したにも拘らず、アメリカなど覇権を求める国の抑止力論により核兵器が全世界を脅かす時代になったと説明しました。また、ストックホルム・アピールがその後のアメリカの原爆使用を阻止して、「世界世論と歴史を動かす時代」になったと強調、2015年NPT再検討会議の成功で核兵器廃絶の転機としなければならないと訴えました。

午後の討論では、25人の発言がありました。住民一割の目標1万3000筆にあと600筆に迫る瀬戸反核センター、毎月の会議と6・9行動に奮闘している知多5市5町で構成する知多原水協、NPT行動へ代表を派遣するため他団体に署名と募金を拡げている犬山原水協、結成以来30年間、自治体交渉を続け、平和行政を発展させてきた稲沢原水協など、地域組織の奮闘が運動の前進の大きな力であることを浮き彫りにしました。

閉会のあいさつでは高橋信県平和委員会理事長が、今通常国会に安倍内閣が集団的自衛権関

連法案を準備していることに触れ、「私たちは力を尽くさなければならない状況にある」と強調、「一日も早く、安倍内閣よ、私たちにさようならという状況を作ろう」と呼びかけました。