NPT再検討会議 ~ニューヨークで核兵器廃絶を訴える~

街をパレード 4/26 ニューヨーク

街をパレード 4/26 ニューヨーク

私は、1978年に初めて、国連軍縮特別総会に向けた日本代表500名の一員として参加しました。
2回目は、2010年のNPT・ニューヨーク行動。
そして今年2015年が3回目。1000人もの代表団での参加となりました。

1回目の時は署名と原爆写真展を開催し、募金80万円を労組、企業、学区市民、自冶体行政者などにお願いしました。
2回目の時は、天白・原駅、中村・本陣駅、北区・黒川駅の3箇所で原爆展を開催し、地域の署名・宣伝活動をしました。
3回目の今年は十分な活動期間がなく、4月の選挙終わりに相生山・徳林寺の花祭りのお寺と共催で、原駅ギャラリーで1週間の原爆展を開催しました。
訪問者は150名。署名170筆と感想や意見をいただきました。

今年は核戦争の惨禍を体験した被爆国の国民として、990万を目標に署名を集めて提出するという任務がありました。
日本代表団は1058人。
4月25日に日本を発ち、25日から28日までがニューヨーク行動で、29日からは、ラスべガス、サンフランスコ、ワシントン、ボストン、トロント、コネチカットの地域別コースに別れて訪問活動を行いました。

横断幕をもって 4/26

横断幕をもって 4/26

26日、国際行動デー(NY行動・・・集会、署名、マーチ、フェスティバル)。
署名・宣伝はホテル近くの街角で行い、10筆ほどが集まりました。交番の人も署名してくれました。
その後「ユニオンスクエア」からパレード出発、国連前ハマーショルド広場には署名633万6205筆が山積みにされました。
また、アピールのため、ブロック3600個で組み立てた原爆ドームは飛行機の中でバラバラになり、夜を徹した緊急の組み立てで、パレードに間に合わせました。

27日、労働者、女性の交流会開催、歌声コンサート、医療・福祉関係者、国際シンポシウムのつどい。
午後、国連本部を見学に行きました。

28日、自冶体労働者との交流会、青年交流会、宗教者のつどい。
午前、ニューヨーク半日観光ツアーに参加し、カーネギーホール、エンパイアステートビル、ウォール街、グランドゼロなどを巡りました。

29日、ラスベガスへ空路5時間、「核実験博物館」を見学。
立派な建物で、館員が熱心に説明してくれます。原爆を賛美していて、嫌な感じがしました。

30日、空路でグランドキャニオンツアーへ。
18億年の歴史を刻み込んだ壮大な地球史の博物館。渓谷の縁に立って、足下に広がる景色にただ立ちすくんでしまいました。さすがグランドキャニオン国立公園。

5月2日に無事日本に帰国しました。

 

(天白平和委員会・山本)