守山駐屯地へ申し入れ 南スーダンへ隊員を行かせないで
守山駐屯地の第35普通科連隊を中心とする部隊約350人が、南スーダンへPKO派遣されるというので、11月13日、第10師団長宛に申し入れを行いました。
11年前のイラク派兵は、出かける前に激しい戦闘訓練を受け、大変な緊張の中での派兵であったことが後でわかりました。今度の南スーダンも事実上の内戦状態で、しかも、来年3月から戦争法も施行されます。「自衛隊の海外派兵に反対する守山の会」は申し入れの前に、緊急の宣伝を呼びかけました。県の平和委員会の協力で総勢13人の行動となり、朝日・中日・毎日・メーテレ・CBCも取材に来て、報道されました。
申し入れ団体の県平和委員会の高橋理事長、矢野事務局長、安保破棄県実行委員会から福田事務局次長が隊員に向かい、憲法違反の南スーダン派兵で犠牲者が出ないよう反対を呼びかけました。私も、自衛隊員のお母さんが「息子が東ティモールにPKOで行った時は心配しなかったけど、イラクに行かされた時は心配で仕方なかった。安倍首相は、隊員の命よりアメリカが大事だ」と怒っていたことを紹介して、憲法9条を生かして、平和国家を共に守ろうと呼びかけました。
「陸上自衛隊の南スーダン派兵に中止を求める請願書」を担当官に渡すと、無表情で「師団長に伝えます」と言ったきり一切のコメントをしません。高橋理事長の「ここでくいとめなければ、際限のない武力行使につながりますよ」という言葉は、彼らの胸に届いただろうか?