第29回 豊田市平和を願う戦争展 ~世代を超えて平和を想う~
「平和な未来を子どもたちへ」「見よう・聞こう・語ろう平和な未来」のテーマで第29回豊田市平和を願う戦争展が8月20・21日、豊田産業文化センターで開かれ、1100名を超える市民が参加しました。
「戦争体験を聞く会」では5名の方が証言。
悲惨な満州引揚げ時の体験・小学校での真っ黒に塗られた教科書で学んだ記憶、村中が弾薬庫に囲まれた体験、東京大空襲の命がけで逃げた体験など貴重なお話が聞けました。
講演「愛知の兵器づくり」は矢野創さんのスライドを使った丁寧なお話に初めて接する方が多く質問も時間がなくなるほど。
武器輸出とんでもないという意見や私に出来る事はないのかと積極的な意見も出ました。
同時開催の「平和コンサート」「はだしのゲン」に親子の参加が目立ち、延べ460名参加しました。
展示会場にも若い世代が多く参加していただけました。
今年の展示はトヨタ自動車関連とその地元にスペースをとり、8月14日に落とされた模擬原爆のことなどをより詳しくしました。
ある区長は地元の郷土史にこの事を加えなければと新しい広がりができました。
子どもコーナーもにぎやかに楽しく平和を身近に感じる企画でした。
準備に多くの皆さんのご協力をいただき、来年への活力も生まれた戦争展でした。