青年・学生部 韓国ツアー事前学習会
意義のある旅になることを確信
青年・学生部では「ソウル・光州3日間の旅」を5月中旬に計画しています。その事前学習会を4月7日(土)に民主会館にて行いました。
始めに伊藤博文を暗殺したことで知られる「安重根」をテーマにしたテレビ番組を視聴。1909年10月に暗殺決行し翌年3月に処刑されるまでの刑務所看守の交流や「テロリスト」としてだけではない安重根の生い立ちを取り上げたものです。番組は95年に放送されたものでしたが「今なら『反日』とクレームがきそう」と昨今の番組内容の変化を感じました。今も安重根と死刑執行まで担当だった看守の子孫同士の交流は続いているそうです。
その後は、髙橋理事長を講師に韓国の歴史や三菱女子勤労挺身隊について学習。富山市に1928年に生まれた、ある女性の絵日記が紹介されました。当時小学5、6年生だった少女たちが「働きながら学校に行ける」と騙されて日本に連れて来られた。しかし実際は給料どころか食事も満足に与えられていなかった。あまりの空腹に物資不足のためガラスに代わって米粉でつくられていたおはじきを焼いて食べていた。
また、戦争中に海外に動員された女性の多くが挺身隊の名目で日本軍「慰安婦」にされたため「挺身隊=慰安婦」という烙印がおされました。そのため、破談や離婚など生活破談を恐れて被害の事実を語る人は限られており、原告も8人と少ない。今もなお続く問題であることを再認識すると同時に、意義のある旅になることを確信しました。