伊勢湾で初の日米機雷掃海訓練 違憲の訓練はやめよ!と申し入れ

1/17 防衛省東海支局

1月17日、愛知県平和委員会5人と三重県平和委員会2人が合同で、東海防衛支局に対し、伊勢湾での機雷掃海訓練をやめよとの申し入れを行いました。これまではがらんどうの部屋で立ったままのやり取りでしたが今回は、机椅子が用意された部屋での申し入れでした。訓練は、伊勢湾で2月1日より10日まで行われ、今回は初の日米共同訓練となり、米軍から10人程度が参加と伝えられています。

申し入れに対し防衛支局側からは、愛知三重両県と周辺市町村それに関係漁協に対し、事前に了解を取ったとする旨の主張がありました。

申し入れ側からは、掃海訓練としては初の日米共同訓練であることや、そもそも日本周辺での機雷戦の想定自体も問題など指摘しました。つまりアメリカ軍が世界中で行う軍事行動に付き従うための訓練など認めるわけにいかないと追及しました。この主張には昨年12月、米軍オスプレイが三重県明野基地を使いながら、滋賀県饗庭野での日米共同訓練に参加するなどの訓練強化の下地がありました。

防衛支局側からは、私たちは窓口としての権限しかないので、要請内容は本省に伝えることしかできませんとの回答でした。要請団側からのさらなる追及で、愛知県平和委員会に本省からの回答を連絡するとの答えがあり、要請を終えました。

要請団は、地元自治体や漁協が反対の立場を鮮明にすれば、訓練を止めることができるとの見通しを持ち、関係団体に向けても運動を広げていこうとの意思を確認しあい散会しました。