新基地建設反対の民意 沖縄県議会議員選挙 オール沖縄の与党が過半数を確保

6月7日投票の沖縄県議会議員選挙は、玉城デニー県政の与党が過半数を確保する結果(平和新聞本紙に掲載)となりました。愛知県平和委員会としては、「辺野古新基地建設に反対するオール沖縄の支援を」と、募金と宮古島の電話による対話にとりくみました。

県平和委員会で過去、沖縄県知事選挙や名護市長選挙など、80人余りの参加者に協力の依頼をしました。

3/10 労働会館

参加者からは、「宮古は弾薬庫基地建設で大変だもんね」などの声も寄せられ、積極的に引き受けてくれる人や、「沖縄のたたかいは私たち自身のたたかいでもあるよね」と、すぐさま事務所に駆け付けてくれ、その場で知人に電話がけの依頼をするなど、約20人が引き受けてくれました。 電話による対話は、沖縄の人柄なのか、優しく、あたたかい対応が多く、「クニナカ」後援会ですと話すと「頑張ろうね」と話す人、「わざわざヤマトからかけてくれてありがとう」など、あたたかい方言で話してくれこちらが励まされ、とても元気が出ました。

コロナの問題では、「沖縄県の対策費は県民あたり全国トップクラスなんですよ」「辺野古新基地建設2・5兆円をコロナ対策費にしよう」との話に共感が広がりました。また宮古島では、安倍政権が押しつけた、ミサイル部隊と弾薬庫の設置の問題も争点の一つです。「弾薬庫は、絶対中止してほしい」「私たちの島にミサイル部隊はいらないよ」との切実な声が次々寄せられたのも特徴的でした。愛知で電話がけをしたメンバーからは、「私は、デニー知事が宮古島の基地に全面的に反対していないので、島内の反応が気になっていましたが、『ありがとう』『がんばってよ』といった反応にその不安は吹き飛び、デニー県政への信頼を感じました」と語りました。

対話の中では、弾薬庫阻止の座り込みを続けている岸本さんの話しが聞けました。ご紹介します。「海岸沿いに800人が住むホテル並みの官舎が建ち自衛隊員や家族が住むようになった。毎日何十台というダンプが土砂を搬入し、阻止のために座り込むと警察に排除される。砂利やミキサー車の運転手が不足し、本土から雇われている人に、聞けたら日当5万円。家の隣には3階建ての立派な家を建てた市長は、安倍とくっつき弾薬庫建設を後押ししている。こんなこと許せない。子や孫のために弾薬庫を作らせない」と語ってくれました。 

このようなとりくみを通じて、電話による対話は、800近い対話、390の支持拡大となりました。募金にご協力していただいたみなさんにお礼申し上げます。