あま東部「平和のしゃべり場」 映画「第5福竜丸」でビキニ事件を考える

2/18 あま市

「西から太陽が昇った」―1954年3月1日、中部太平洋ビキニ環礁でアメリカが行った水爆実験で、周辺で漁をしていた第5福竜丸はじめ1000隻に及ぶ日本漁船が、放射能を浴びました。「第5福竜丸被災」は、日本国民に原爆の恐怖を思い起こさせ、日本の原水爆禁止運動の発火点となったのです。あま東部平和委員会は、9人が参加した2月18日の「平和のしゃべり場」で、映画『第5福竜丸』を鑑賞しました。

「当時、雨に濡れると(放射能で)毛が抜けると言われた」―鑑賞後には、参加者からさまざまな感想が出されました。ビキニ水爆実験から『ゴジラ』の映画が生まれた話や、ビキニ事件を機に始まった原水爆禁止運動が悲しい分裂を経験した苦悩の歴史も語られます。ビキニ事件の年に生まれたという参加者は、「この事件を知ること、知らせることが大事」と述べるのでした。

最後に、あま東部地域から「3・1ビキニデー集会」に参加する2人の代表派遣カンパを訴えて、1万1250円のカンパが寄せられ、「3・1ビキニパンフ」2冊が普及できました。