あいち総がかり行動総会 2015年安倍体制打破へ政権転覆を

「金券・腐敗・不正、裏金!自民党政治を終わらせよう」―改憲・軍拡・増税に反対して運動する「憲法をくらしと政治にいかす 改憲NO!あいち総がかり行動」の2024年度総会が、2月17日、名古屋市公会堂第7集会室の会場いっぱいに150人が参加して行われました。「間違いだらけの政府 困窮するわたしたち」と題して記念講演を行ったのは、金子勝慶応大学名誉教授です。

2/17 名古屋市公会堂

「裏金問題は、2015年安倍体制につながっている」―円高インフレと株価高騰で莫大な利益をあげる大企業、その陰で衰退する産業。赤字国債依存と増税頼りの国家予算で防衛費は倍増。その根底にある裏金問題は2015年の安倍体制が生んだものと、金子氏は指摘します。財政赤字と横ばいのGDP、物価上昇を前に上がらない賃金、少子化問題と、金子氏の示すデータは深刻です。金子氏が言う「パンツのゴムでバンジージャンプをやるような危うさ」は、笑うに笑えません。

「政権交代ではなく、政権転覆を」―金子氏は「安倍体制を打破するのが総がかり行動の役割」と強調して、「裏金問題の裏」、つまりは政治の転換を説きます。裏金問題で自民党・岸田政権の支持率が下がっているのに野党の支持率は上がらないことに、金子氏は「生活打開のビジョンが見えない」と指摘、「野党間で共有する政策が必要」と述べて「公正でフェアな政治の実現を」と訴えました。

記念講演に先んじて行われた総会では、「総がかり行動に結集している団体・個人が問題を持ち寄り大きな運動へとつなげることが必要」と訴えて、19行動、会員拡大、若者問題、情報の共有・拡散などの行動を提起しています。