憲法公布67周年 憲法九条を守ろう2013愛知県民のつどい ~憲法を活かした積極的平和主義を~

2013愛知県民のつどいが、11月3日、名古屋市公会堂で開催されました。今年は、弁護士になったばかりの若々しい久野由詠さんが司会をし、津軽三味線と筝、組太鼓、シンセサイザーのコラボによる力強い演奏で始まりました。

 
「東アジアの平和と憲法九条」と題する姜尚中氏の講演は、憲法を活かしてより安全で平和な道を指し示しました。
アメリカNSAによる盗聴が問題になっていますが、NSAの盗聴はイギリスの政府通信本部GCHQと一体で、日本版NSCの設置や特定機密保護法制定の動きは、日本のイギリス化、ヨーロッパでのGCHQの盗聴・情報収集活動を、日本にアジアで担わせる意図があるのではないかと指摘しました。実際アメリカは2011年、日本周辺の光ファイバー海底ケーブル傍受を日本政府に要請したことは、公然の秘密だそうです。「集団的自衛権行使の解禁を、苛酷な侵略を受けた韓国は危惧しているし、中国にとっても脅威である。北朝鮮は締め上げても崩壊しない。」と6か国協議をすすめ、多国間の枠組みで平和で安全・安定の東アジアをめざすことの重要性を強調し、憲法を活かした積極的平和主義を発揮すべきだと語りました。

講演する姜尚中氏 11/3 名古屋市公会堂

講演する姜尚中氏 11/3 名古屋市公会堂

まとめをおこなった加藤洪太郎弁護士は、「激しいつばぜり合いであるが、こちらが苦しい時は相手も苦しい、決してあきらめず頑張り続けましょう」と呼びかけました。