ノーモア・ヒバクシャ愛知訴訟口頭弁論 再び被爆者をつくるな
1月16日にノーモア・ヒバクシャ愛知訴訟口頭弁論が行われ、60人が傍聴に駆けつけました。
報告集会では樽井弁護士が最初に裁判内容を報告しました。厚労省の審査基準適用は内部被爆の影響を無視し、司法判断と乖離していると述べました。
次回の口頭弁論は3月6日(木)11時30分からと決まりました。
この裁判を傍聴した被爆者の鬼頭さんに今の被爆者の思いを寄せていただきました。
[被爆者 鬼頭 駿]
私は広島で8月6日原爆で被害者となりました。直爆では6キロ離れて条件の良い建物にいましたから、身体には影響なく、その後救援に入市した為、放射
腺二次被爆を受けました。市内に入って、市民の直爆を受けた負傷者の痛ましい姿、現世の生地獄を目の前でただ見るだけで、素通りして手を差しのべなかったか、今でも心残りで、ざん悔しています。
原爆投下は人類が体験した、最も極悪な行為であり、決して二度と繰り返してはならない犯罪です。
核兵器は人間として生きる事も許されない非人道的な兵器である。
21世紀に高齢化した被爆者の運動とその成果を未来へ引き継いでいく為には、次の時代を担う若者達に被爆の実相を語り残し、風化させない様に努めなければならない。私は生き叫びます。原爆は「受忍できない」「核兵器をつくるなー核兵器なくせー再び被爆者をつくるなー」と地球上から核兵器がなくなるまで出来る限り頑張りたいと思います。
次回口頭弁論
2014年 3月6日(木) 11時30分
名古屋地方裁判所大法廷