被爆69周年原爆犠牲者を偲ぶつどい ~二度と被爆者を作らせない~

7月9日、名古屋市公会堂にて、愛知県原水爆被災者の会(愛友会)主催の、「被爆69周年原爆犠牲者を偲ぶつどい」が行われました。遺族、被爆者をはじめ、愛知県、名古屋市、コープあいち、愛労連、平和友好団体関係者が150人参列しました。

主催者挨拶 7/9 名古屋市公会堂

主催者挨拶 7/9 名古屋市公会堂

主催者挨拶で私は、被爆者の高齢化がますますすすみ、厚労省発表で、原爆手帳の所持者が、最高時37万人が、今年3月末で20万人を切ったこと、愛知県内でも、昨年度100名の方が、亡くなったことを報告しました。また今日のつどいが犠牲者を偲ぶだけでなく、二度と被爆者を作らせない、平和を誓う日にと訴えました。

参加者全員で献花した後、追悼の言葉で、コープあいちの代表が、最近の安倍政権の集団的自衛権、原発推進などを批判し、みんなで核兵器をなくそうと訴えました。他には愛労連議長や原水協理事長で被爆者でもある沢田先生が、残留放射能を軽視する厚労省の姿勢を批判されました。

「平和の誓い」は日本福祉大の井尻さんが「私達若者が、皆さんの遺志を継ぎます」と表明しました。

最後に遺族を代表して故加藤裕啓副理事長の娘さんが、「生前は父の活動がなかなか理解が出来ずにいましたが、亡くなって皆様の話をお聞きして少しは理解が出来る様になった」とお礼の言葉を述べて第一部は終り、二部では文化行事で小型のハープの美しい音色を楽しみ、偲ぶつどいを終わりました。(愛友会理事長 恩田)