オスプレイ飛来に抗議!

5月20日(金)午後米軍機オスプレイ5機が、突如サミット警備を理由として県営名古屋空港に着陸しました。理由は、サミットによる輸送やテロ対策とのことです。警備についてその必要性を否定するものではありません。しかしこれに便乗して、過剰な警備を行う事、県民に秘密にしながらオスプレイの名古屋空港利用を既成事実化することは、決して容認できるものではありません。県平和委員会は、5月23日(月)アメリカ領事館、防衛省東海支局、小牧基地、愛知県航空対策課へ抗議と中止の申し入れを行いました。


2016年5月23日

愛知県知事 大村 秀章様

安保破棄愛知県実行委員会 代表委員 榑松佐一
愛知県平和委員会 理事長 高橋信
平和で住みよい小牧をつくる会 代表委員 郷治裕
小牧平和委員会 会長 赤塚一男

名古屋市東区葵1-22-26民主会館4階
電話 052-931-0070

サミット警備に乗じた、オスプレイの利用中止を求める請願書

 5月20日(金)午後米軍機オスプレイ5機が、サミット警備を理由として県営名古屋空港に着陸しました。普天間基地所属のVMM-265ドラゴンズが岩国基地経由で飛来した模様です。21日(土)には、小牧基地を離陸し愛知県内を飛行し三重県志摩市(中部空港経由)に向かっています。

オスプレイの利用について中日新聞報道によると、19日夜、愛知県に対し防衛省から連絡が入りましたが、防衛省からの要請で事前の公表をしなかった(セキュリティー上の理由)とされています。しかし、セキュリティー上の理由であれば、なぜマスコミで一斉に報道されるのか疑問です。

テロは、許すことのできない行為であり警備の必要性を否定するものではありません。しかしこれに便乗して、過剰な警備を行う事、県民に秘密にしながらオスプレイの名古屋空港利用を既成事実化することは、決して容認できるものではありません。

オスプレイは、開発段階から幾度となく墜落事故を繰り返している軍用機です。2012年の全国知事会では「安全性の確認ができていない現状では受け入れることができない」などとした政府に慎重な対応を求める決議がなされています。このような軍用機が、県民の合意や意思を問うこともなく利用されることは絶対に許されません。またこの飛来を通じて、全国各地で計画されているオスプレイの低空飛行訓練へつながっていく事も容認できません。

以上の事から、サミットにおけるオスプレイの県営名古屋空港の利用に対して反対の意思を示すよう要請します。

以上