名古屋三菱・朝鮮女子勤労挺身隊訴訟を支援する会の功績をたたえ、高橋理事長、光州市名誉市民となる

「名古屋三菱・朝鮮女子勤労挺身隊訴訟を支援する会」の高橋信共同代表と小出裕事務局長が韓国の光州(クァンジュ)広域市の名誉市民になった。

 光州市は9月14日、光州金大中コンベンションセンターで開かれた2017世界人権都市フォーラムの開幕式で、高橋共同代表と小出事務局長に光州名誉市民証を授与した。ユン・チャンヒョン市長は「国境を越えた勤労挺身隊ハルモニ(おばあさん)の名誉回復のための名古屋訴訟支援会の活動は、不正を正し、苦しむ隣人を見捨てなかった光州精神とまさに一致する」と明らかにした。

高橋共同代表は世界史の教師であった1986年、1944年12月の東南海地震の時、三菱重工業名古屋航空機製作所で朝鮮人少女6人が死亡した事実を知り、初めて問題を提起して31年間にわたり勤労挺身隊被害者の名誉回復に力を注いできた。2人は名古屋訴訟支援会(1998年)を結成し、被害者女性たちが日本政府と三菱重工業を相手に損害賠償請求訴訟(1999~2008年)を起こす際に支援した。また、2007年7月から東京の三菱本社前で問題解決を求める金曜行動を行っている。

高橋共同代表は「私たちの闘争は特別なことでなく、人間としての常識を実践する行為だ。勝利する日まで闘う」と話した。(韓国・ハンギョレ新聞より)

名誉市民賞を受ける高橋氏(右から2人目)、小出氏(左から2人目)。真ん中に光州市長(9月14日ハンギョレ新聞より)