「今が正念場 いのち・くらし・平和の危機」学習会に300人が集う
安倍9条改憲NOあいち市民アクションは4月19日、「今が正念場 いのち・くらし・平和の危機」をテーマに学習会を千種区役所ホールで行い300人が集まりました。名古屋大学名誉教授の森英樹氏が「天皇代替わりと憲法―改元と改憲のビミョウーな関係」と題して講演を行いました。
2016年、昭仁天皇が「退位」を発した後の2017年5月に安倍首相が「2020年改正憲法施行」をぶち上げたことはある種の戦略がうかがえる。改元フィーバーを巻き起こし、その陰で改憲への関心を遠ざけるというもの。天皇代替わりを政治利用していると厳しく批判しました。象徴天皇制と非軍事平和主義との密接な関係があるとして、憲法の平和主義は侵略戦争の責任の上に再びあのような惨禍を起こさないとして「非軍事平和主義」を内外に示すものだった。同時に天皇と臣民の関係の上に侵略戦争に突き進んでいくシステムを根底から崩さないと歴史は繰り返されるとして「象徴天皇」が生み出された。憲法の第1章と第2章は密接な関係にあるとして、9条を厳格に守らせ「戦力放棄」「交戦権否認」を実現させること、また第1章を厳格に守らせ、天皇制を作動させないことが重要ですと結びました。
最後に、改憲策動が強められているとして、5月6月の運動を強めようと行動提起がありました。