日本平和委員会定期全国大会に参加して

分科会の様子 6/2 東京都多摩市

第69回定期全国大会が6月1日2日に東京都多摩市で開かれました。愛知県から6人が参加し、全体は275人でした。総括と方針を提案した後、10の分科会にわかれ、活動交流を基本に据え、「平和の要求に基づく草の根の運動」「基地機能強化反対の運動、平和の町づくりに関する運動」「多彩な要求を実現する組織運営と組織結成」などをテーマに討論しました。

総括と活動方針の提案では、議案発表後の情勢の変化と運動の発展が報告されました。目を引いたのは、来年2020年のNPT再検討会議が開かれるニューヨークで原水爆禁止世界大会の開催をアメリカの平和団体から提案されていることが報告され、代表派遣が訴えられたことです。また、仲間づくりに力点を置いた提案があり、「平和委員会の見える化」の促進も強調されました。

参加した分科会テーマは「多彩な要求を実現する組織運営と組織結成について交流しよう」でした。各地の活動の紹介に感銘を受けました。特に、3年前に再建した岐阜県関市平和委員会は、2月に信用金庫で実施した原爆パネル展をさらに広げようと話し合い、市内すべての銀行を訪ね、快諾されました。その際、ヒバクシャ署名活動に使う関市の著名人を書いた資料と大手銀行が軍事兵器を作る会社に融資しないとした新聞記事とを見せました。また、行員の協力も得ることができました。