岐阜基地申し入れ 住民の要求をもって

愛知県平和委員会は、岐阜県平和委員会とともに11月17日、航空自衛隊岐阜基地に対して、爆音被害について解消することを求めて申し入れを行いました。

要請は昨年5、6月に周辺住民に行ったアンケートをもとにもとめたものです。アンケートは、1万世帯に配布し350通の返信があったものです。要請は、問題の解決は飛行を停止することを前提にしつつ、最低限①爆音レベルを低減し飛行回数を減らす②夜間訓練の中止③測定結果を住民に広報④健康被害の調査⑤NHK受信料減免措置の復活などを求めました。岐阜基地の担当官は、「答える立場にない、防衛省に伝える」と回答しつつ、「任務を遂行していくためには、飛行回数・騒音レベルの低減は現実的でない」と話します。夜間訓練についても「他基地では週3回のところも存在し、現在の週1回を減らすことはできない」と回答。要請団は、市民の苦しみの声を紹介しつつ、「これらの声を無視するつもりですか」など迫りました。

今後、担当となる防衛省東海支局への働きかけも行っていく予定です。