名古屋港の平和を守るために 自衛艦「ときわ」の入港に抗議する申し入れ
自衛艦「ときわ」が、名古屋港に8月27日〜29日に入港しました。「ときわ」は、 乗組員140名、排水量 8150トン、燃料などの補給を通じて軍事作戦をサポートする自衛艦です。
8月26日に、愛知県・港区平和委員会、安保破棄・諸要求貫徹愛知県実行委員会、日本共産党名古屋市会議員団で、名古屋港管理組合に対し、入港に抗議し、「市民や 港湾労働者の不安を掻き立てる、いかなる軍艦の入港も許可しないこと」「埠頭を利用した自衛艦の一般公開 とりわけ自衛隊募集業務を行わせないこと」を要請しました。管理組合からの説明・回答は―今回の入港目的は、乗組員の休養・燃料補給と特別公開(自衛隊入隊希望者とその家族対象240名に)―自衛艦入港を1日前にしか発表しないのは、自衛隊の要請であること。―入港は港湾法で「何人に対しても断れない」―入港要請があったときは、「蔓延防止」も出ていないときであり、「緊急事態」下で実施するかと自衛隊に確認したら、「決行します」という回答であったこと。―「日本国憲法を遵守し、憲法九条をあらゆる考案行政に貫き生かすこと」という要請には、ノーコメントでした。
コロナ禍の中でも、商業港に入港し、自衛官のリクルート活動を実施する自衛隊―自衛艦入港を拒めず(拒まず)、配慮をする名古屋港管理組合。名古屋港の平和を守るために、いっそう監視の目を強め、抗議・要求の声を上げていくことの必要性が、痛感させられました。