12・8不戦のつどい 遺骨土砂の辺野古投入は許されない

「戦争遺骨土砂の辺野古投入は許されない」と題して、民主会館2階会議室とオンラインを結んで、不戦のつどいを開き29人が参加しました。沖縄戦遺骨収集ボランティア「ガマフヤー」代表の具志堅隆松さんに特別発言、引き続き、平和遺族会福岡県支部の高向洋子さんに講演していただきました。

具志堅さんは①沖縄戦で犠牲になった兵士・住民の遺骨収集は困難であり、政府厚労省は熱心ではありません。②その中で、遺骨と遺族とのDNA鑑定で6体が遺族のもとに帰っています。また、「安定同位体」測定によって、その遺骨の出身地が割り出せます。③遺骨のある沖縄南部の土砂を辺野古埋め立てに採取することは人道的に許されないと防衛省の計画を批判しました。

高向さんは、平和遺族会の活動で父親の足跡をたどり、戦争遺骨がある南部土砂を辺野古の埋め立てに使用する計画を知り、今年11月、反対署名1万7000筆を厚労省へ提出しました。父親の軍歴証には、歯科専門学校を卒業と同時に予備役登録から始まり、その後召集され、中国東寧に着任、沖縄に移動し、戦死までの足跡が記されています。中国東寧などと沖縄を視察して、死亡したと思われるガマにも訪問しています。また、歯科医をしたまま勤務演習に参加したことに、自衛隊の予備自衛官制度が酷似していることを話されました。

わたしたちが引き続き、戦争の悲惨さと反対運動を広める必要を強く感じました。