瀬戸市平和委員会・関市と交流 地域に根を張った反核運動

5/11 関市内

5月11日瀬戸市平和委員会は、岐阜県の関市平和委員会との運動交流会を開催しました。

青空の下、当日朝8時から交流会参加者が、三々五々集合地に集まり、車3台に分乗し、いざ関市に向け出発しました。

現地では先ず、関市平和委員会の安田さんから、関市がこの数年間で市内中学校・高校、各種地元の銀行等で「原爆展」を開催された経緯が説明されました。

特に中学校・高校での開催は感想文を書いていただき、それを文集化され、中学・高校に贈呈されるという、こころ遣いに驚きました。ある銀行での「原爆展」開催などは、その銀行の大口預金者のとある刃物会社会長の影の力を利用されるなどの「戦略家」振りが活かされていました。わたしたちは地縁・血縁を正しい行いに活かすという、発想には中々至りませんが、関市の方達は最大限に活用されていました。関市の発表後、昼食を頂きました。大変美味しいお弁当でした。休憩時、「沖縄戦」の写真を鑑賞し、各中学・高校の「原爆集」の拝見等、関市平和委員会らしいきめ細やかなこころ遣いが為されていて、また会員の方がギター片手に「関市平和委員会の歌」の演奏・「平和の歌」等を、全員で合唱しました。

午後の部は活動交流会の時間です。矢張り地元ですね、瀬戸市平和委員会設立総会の記念講演者・吉田千秋先生は地元各務原在住で岐阜九条の会代表者です。関市の方達は全員ご存じでした。瀬戸市からは、聖霊高校福山先生は2冊の運動の記録を持参されました。瀬戸地下軍需工場跡を保存する会の寺脇さん、反核センター・竹元稔郎さん。竹元さんは本日も愛環瀬戸市駅・会場周辺を含めて17筆の署名を集めて参加、核兵器廃絶の想いの丈の高さに参加者全員、感嘆の一言。そして尾張旭市在住の若杉さん、満州からの帰還者の女性、瀬戸市からは個性のある方々の発言でした。最後は代表の大塚さん、関市の安田さん・松葉さん等が締め括りの総括と、年内に交流会での再開をと、大変有意義な形で「会」は終了しました。