あいち総がかり行動19集会 勝手に使うな税金を

憲法をくらしと政治にいかす 改憲NO!あいち総がかり行動は10月19日、「勝手に使うな税金を」と題して集会とデモを行いました。

10/19 名古屋市・栄

開会あいさつをした中谷雄二共同代表は、ハマスの軍事攻撃によって多くの人たちが亡くなったことは問題であるとしたうえで、「イスラエルの戦争犯罪に対する国際的な行動を求める」などとした国連の諮問資格を持つIADLの声明を紹介。国際社会はイスラエルの国際法違反の行為を見過ごし続けてきた。「これを止める時だ」と訴えまます。そして中谷共同代表は、国の役割は、あるところから税金を集めて、無いところに分配する。これが国の役割だという人もいる。今やろうとしてるのは無いところから巻き上げて軍事費に使われる。どれだけ膨大なお金を米国に使うのか?声をあげていこう。11月19日東海4県一斉行動を行おう!と呼びかけました。

名古屋学院大学阿部太郎教授は、「安保三文書」の危険性を強調します。阿部教授は「安保三文書」には、①対中国封じ込め政策に日本を参戦させる。②米国からの要求で米軍事品の大量購入。③日本の軍事産業の救済と育成といった問題が背景にあると強調するのです。そして周辺国との軍拡競争が懸念され、GDP4倍の中国に対抗するためにはもっともっと軍事費を増やさないといけなくなる。いまの大軍拡では、安全保障環境を不安定にさせ、私たちの暮らしを破壊するだけ。「憲法9条をもとに外交的な対話を重ね真の安全保障を実現することを求めよう」と呼びかけました。

愛知子ども食堂ネットワーク役員の松土敏子さんは、子どもの貧困に関わって今の実態を告発。先日区役所から連絡があり、生後5カ月の赤ちゃんがいる母親から「明日からのミルクがない。食材を分けてほしい」と。市には、備蓄でミルクやオムツがあるので出してほしいと要求

しても、できないと一点張り。

「子どもたちに罪はない、もっと命のために必要なお金を使ってほしい」と述べました。この後、筒井ケイコWITH KANBEによるケサラなどを歌ったあと、栄の街へデモ行進に出発しました。