平和ゼミナール世界大会報告会 高校生が学ぶことは大切なこと
10月15日、愛知県高校生平和ゼミナールが8月に取り組んだ「2023ナガサキツアー」の報告会を民主会館で行いました。
はじめにツアーに参加した4名の高校生から報告があり、事前に作成した報告集を基に進められました。
爆心地や平和公園、原爆資料館の見学では、大破した浦上天主堂の一部や慰霊碑、千羽鶴などを見て「より近くに原爆や戦争を感じ、自分には何ができるだろうと考えた」「(原爆資料館で)黒焦げになり写真に写っているのが『人』だと分かると、とても見ていられなかった」との感想がありました。
世界大会に参加して「これだけたくさんの人が平和について考えていることに驚いた」「色々な国の状況や活動が聞けてよかった」、全国高校生平和集会では被爆者の体験を聞き「戦争は絶対にさせてはいけないし、核兵器は必ず無くさないといけないと思った」、ツアーを通して「高校生が平和について学ぶことはとても大切なこと」「署名などは地道な活動だが必要なことだと感じた」などと語られました。
ツアー報告の後には、愛友会の水野秋恵さんから被爆体験を聞きました。
その後、これから平ゼミがどんな活動をしていくのか話し合い、勤労動員など戦時中に同じ年代の人がどう暮らしていたのか、「ぞうれっしゃ」を学んでみたいなど、戦争と平和についてより身近に感じられるような学習がしたいという意見が出されました。
ナガサキツアー以降、戦争展や中村区ピースフェスタでの報告、今後予定している11月3日「県民のつどい」での発言など、積極的に参加する高校生が増えてきています。高校生たちの平和への思いを広げるために、今後も支援をお願いいたします。