原発事故は国の責任! 黙っちゃおれん訴訟・結審

7月11日「だまっちゃおれん!原発事故人権侵害訴訟愛知・岐阜」が結審しました。12時から裁判所前集会が行われ、200人が集まりました。福島、千葉、神奈川、滋賀、三重など全国で裁判を闘っている人たちも応援に駆け付けました。

裁判後の報告集会では、川口弁護士が被害に遭った人のおかれている現実を許す国にしてはいけない、状況をきちんと伝えることと国の責任を認めさせることが大切と語り、伊藤弁護士は、国策で進めた原発が事故を起こした。国に責任があるのは当然。責任逃れは許されないと断じました。

福島から駆け付けた生業訴訟の南雲弁護士は、6月17日最高裁で国の責任を認めない最悪の判決がでたが、理屈では我々が圧倒している。原発が止まるような判決が出せるまともな裁判官を味方につけるために、全国は一つで頑張ろうと訴えました。

「二度と同じ被害者を、私のような想いをどこの誰にもさせたくない」と裁判を闘ってきたと原告団長の岡本早苗さんの陳述。司法の本来あるべき役割を果たし、裁判官としての正義を持って判断してくださいと、裁判官の目を真っ直ぐ見ての訴えは、裁判官に届くはずと同席した弁護士も述べました。

判決は11月22日。裁判所に申し入れを行い、不当判決をださせないよう世論を動かす運動を。判決まで「だまっちゃおれん署名」と「全国統一署名」を積み上げようと行動提起があり、最後に全員で「だまっちゃおれん!」と拳をあげ、意思統一しました。