学習会「原発事故からの復興とは?」

1月16日、「原発事故からの復興とは?」として、福島在住の黒田節子さんを招いての学習会が市民活動推進センターで開催されました。黙っちゃおれん訴訟や老朽原発廃炉訴訟市民の会のメンバーなどが実行委員会を構成し開催したものです。

西日本スピーキングツアーの一環として名古屋に訪れた黒田さんは「本当のフクシマを知ってください」と題して現地の実態を報告。「子どもの甲状腺がんや男性の心疾患による死亡が増加している」―14年が経過しようとしていますが、現地の現状は深刻であることを教えてくれます。そして安倍政権以来、復興を印象づける政府の喧伝によって、原発汚染の実態を語りづらい雰囲気があると強調します。

第2部は、黙っちゃおれん訴訟原告で福島からの避難者である岡本さんとの対談です。甲状腺がんの薬による副作用は本当に苦しいようで、辛そうにしている我が子に何もすることができない親の辛さを語ります。黒田さんは「本当の復興は、原発事故で起こった被害を認めることからはじまる。被害を過小評価したり、無かった事にするのは、もってのほかです」と語りました。

最後に、「3・11原発ゼロNAGOYA ACTION」として、3月8日(土)14時から集会・デモを矢場公園(ナディアパーク南側)で、また3月11日にキャンドルナイトを希望の広場(噴水前)で18時半から開催されることが紹介されました。