原発ゼロNAGOYA ACTION 福島被災から14年、あきらめる訳にはいかない!

東日本大震災から14年、遅々として進まない原発事故の収拾と被災者の救済に抗議を込めて、3月8日、今年も「原発ゼロNAGOYA ACTION」が、矢場公園に150人が参加して行われました。主催者あいさつに立つ藤原はづき代表は、「原発事故が収束していないのに、政府はエネルギー基本計画で原発回帰を図っている」と批判、「原発はいらないと声をあげよう」とよびかけます。

3/8 矢場公園

市民からのスピーチでは、「福島原発事故で横浜でも放射能汚染が認められた」と報告する原発事故避難者の会の五島孝子さんはじめ11人が発言しました。「あきらめる訳にはいかない!」と声をあげたのは、避難者にかけられる心ない言葉に傷つき悩まされてきた「だまっちゃおれん訴訟」の岡本早苗さん。「原発事故前の生活を返してほしい」と訴えます。「老朽化原発廃炉訴訟」の草地妙子さんも、「ふり返れば14年は長い。しかし、原発政策は何ら変わらず、政府は教訓を生かしていない」と批判するのです。「あいち総がかり行動」の中谷雄二共同代表は、「核兵器と原発は表裏一体のもの、戦争の問題とも深く関わっている」と述べて、「3.11」は「忘れてはならないし、忘れさせてはならない」と発します。どのスピーチでも強調されるのは、「声をあげ続けることの大切さ」です。

そして迎えた、日こそ違え運命の14時46分。参加者は福島の方向を向いて黙祷を捧げました。会場に鎮魂の時が流れます。集会後、参加者たちは「原発はいらない」のコールをあげながら、大須の繁華街をデモ行進。沿道の若者が飛び入り参加するなど、変化も感じられました。