3000万署名活動交流集会

自民党の改憲策動の矛盾が明らかに

4月3日、労働会館で「STOP!安倍9条改憲 3000万署名達成をめざす!活動交流集会」が行われました。服部愛商連会長の開会のあいさつに次いで、名古屋大学法学部教授・大河内美紀氏が「『改憲案』の意味をかんがえる」と題して講演をおこないました。

大河内氏は、自民党改憲案(3月25日案)で自衛隊を書き込む意味を、違憲論争に終止符を打つとか、自衛官の誇りと自信などとしているが、現状を憲法に書き込むことに意味があるのか?と指摘しました。憲法は公権力を統制するものだから、高度の安定性が必要。ゆえに硬性憲法であるともに、憲法を構成するのは、条文と条文の解釈や判例などの積み上げられた、分厚い憲法の存在だ。「解釈で積み上げられた『分厚い憲法』のもとで、自衛隊を憲法に書き込むのは、技術的に不可能」と自民党の改憲策動の矛盾を学問的に解き明かしました。
憲法改悪反対愛知共同センター事務局の関さんが、署名の到達の報告とともに、弁護士と一緒に「安倍9条改憲」を考える学習会を開こう、5月3日市民のつどいの前に10時から栄・光の広場で大行動を提起するとともに、各地でも行動を計画しよう、と行動提起をしました。

活動交流では、SNSで発信している若いママ、紙芝居をつくった保育士、30万円かけて独自の返信署名付きチラシを全戸配布した北区など、様々な活動が報告され元気の出る交流会でした。