前名護市長・稲嶺進さんが愛知に!
県内2か所で交流会を開催
◎半田市
名古屋での開催に先立つ7月14日、アイプラザ半田で行われた「稲嶺進前名護市長との交流のつどい」には、主催者の予想を上回る150人が参加しました。
発言の内容は名古屋の「つどい」と重複しますので省略しますが、何よりも稲嶺さんがはつらつとしていたことにうれしさと安堵を覚えています。名護市長選の開票結果に憔悴し切った様子を目の当たりにした者としては、沖縄県知事選に向けて翁長雄志知事の体調にまで言及する稲嶺さんに心強さを感じた次第です。
「全ては未来の子どものために、未来の名護市のために」―稲嶺さんの発言からはその覚悟のほどとともに、環境と経験が人間を形づくるものだと思いました。(松下)
◎名古屋市
愛知県平和委員会は15日、安保破棄実行委員会とともに名古屋市教育センター講堂で「沖縄とつながろう!知事を守って、辺野古を止めよう 稲嶺進前名護市長との交流のつどい」を開催し、480人が集まりました。つどいには18の民主団体・労働組合、地域の団体が賛同し、ともにとりくみました。
開会あいさつで高橋理事長は、米朝会談など朝鮮半島情勢に触れて、軍事的圧力から平和的手段による外交の変化は、後戻りのない強固なものとなりつつあると話しました。
つどいは、沖縄県平和資料館が募集した詞で昨年、最優秀賞を受賞した「みるく世がやゆら」を名古屋青年合唱団が合唱するなど、稲嶺さんを歓迎しました。
講演で稲嶺さんは、「8年間新基地建設を許さない立場でしっかり守ってきた。美謝川の水路変更など行政府の長として権限を行使してきた」と切り出します。「日本政府に当事者能力がない」として、保育園に部品の落下、小学校に窓枠が落ちた問題を紹介し、「米軍に対して何も言えない」、それどころか小学校グランドで米軍機が上空を飛ぶと「退避」連絡が入り、小学生を移動させる。この約6か月で600回。「どこから、誰を守るのか?」と厳しく問いかけます。
「埋立承認願書」の撤回については、慎重に翁長知事が準備をしている。「例えば8月17日埋立を予定している浅瀬は、本来大浦湾から埋め立てることになっており、明らかな工法変更になる。こういった事実を積み重ね、承認撤回に踏み切る」として、「辺野古を止めるためには知事が継続されなければならない。ぜひ支援を強めてほしい」と話しました。
最後に、8月11日沖縄県民大会、沖縄県知事選挙勝利への支援・連帯活動が確認され集会を終えました。