辺野古新基地とF35の問題点

安保破棄愛知県実行委員会とともに平和委員会は6月13日、学習会を名古屋駅前ウインクあいちで開催しました。学習会の講師は、安保破棄中央実行委員会の小泉親司さんです。

小泉さんは、辺野古新基地建設の矛盾と「日米同盟」の行き詰まりについて、現状を紹介しながらお話しいただきました。辺野古新基地建設をめぐる問題では、軟弱地盤の解決方法を見いだせない政府の行き詰まりはいよいよ深刻であることを指摘し、「沖縄県民と全国の連帯の力が『日米同盟』に衝撃を与えている」と話します。また、日米地位協定の問題では、先日決議された全国知事会での意見書について触れ、「憲政史上、安保史上はじめての問題」「従属国家日本の核心には安保条約と地位協定があり、そこへの「抜本改定」は、これまでなかったこと」と話します。「そこには、沖縄のみならず全国で広がった米軍基地被害の深刻さのあらわれがある」とも指摘します。

そして愛知に降りかかってくる米軍被害としては、F35戦闘機の整備拠点化の問題点を指摘。4月の墜落の背景に900を超える欠陥が指摘されていること。量産体制に入る前に爆買いをする安倍政権の異常さ。軍事費調達トップは、三菱でも川崎でもなくアメリカであり、日本軍事産業も悲鳴をあげる事態であること。などが話されました。これらを解決するうえで、市民と野党の共同が重要であることを触れ講演を締めくくりました。