愛知県原水協 定期総会

2月9日、愛知県原水協定期総会が民主会館で開かれました。総会に先立ち、非核の政府を求める愛知の会の長尾さんを講師に「愛知県内の非核平和行政について」と題し学習会が行われました。長尾さんは、非核平和行政を進めることにより、核兵器廃絶への世論と運動を高める重要性を語り、客観的には政府を大きく包囲する運動の一環となり、安保法制のもとでの戦争する国づくりを阻止すること、非核の政府を作る基盤となると話されました。

午後からの定期総会では、2020年は被爆75年、NPT再検討会議が開かれる節目の年となり、核兵器禁止条約の効力が発揮される50カ国の批准に向けても重要な局面を迎えている。その中で、ヒバクシャ国際署名の推進は大きな意義を持っている。成功させるカギは、どれだけ広い共同をつくれるかにあるとし、「共闘の時代」にふさわしい原水爆禁止運動をつくりあげていくことが必要と報告されました。

討論では、稲沢原水協から「毎年平和行政の申し入れを行っており、今年の5月には34回目の申し入れを予定している。2年、3年と続ける中でいろいろと実現してきた。続けていく事が大切。」と発言がありました。犬山市では初めて被爆者が小学校で話をした平和行進や、8月の平和の鐘つきのお知らせを広報誌に掲載されるよう申し込んでいるなど、各地域原水協からは活動報告などに加え午前中の学習会で学んだことを活かし、自治体を巻き込んで活動を広げていきたいという声が多くありました。