被爆者励ますつどい&フィールドワーク 高校生平和ゼミナール

12/23 名古屋城前

12月23日(土)、「被爆者を励ますつどい」が開催され、会場とオンライン合わせて60名が参加しました。被爆者は6名が参加し、愛知県高校生フェスティバルと愛知県高校生平和ゼミナール合わせて14名の中高生も参加しました。

はじめに、愛友会副理事長の大村義則さんからニューヨークで開かれた核兵器禁止条約第2回締約国会議の報告が行われ、いま国連の中で核兵器禁止条約がどのように位置づけられているかなどが語られました。

その後、被爆者を囲んで懇談を行いました。被爆者の話しを初めて聞いた高校生は、爆風で窓ガラスが割れ寝ていた布団に刺さっていた話や、腐乱した死体の匂いが忘れられないなど、被爆者が語る生々しい体験に聞き入っていました。中高生からは「普段、戦争や原爆について聞いたり、話したりすることがないのでとてもいい機会だった」「被爆者は肉体の苦痛だけでなく、精神的な苦痛を負っている。子どもや孫への影響の心配がいつまでも続くという事は非人道的だと思った」などの感想が語られました。文化企画として、高フェスの生徒が群舞を披露し、「広島を訪れた時、平和に対する学習の差に驚いた。私たちは体験者から話を聞ける最後の世代として語り継いでいきたい」とあいさつがありました。

会が終わった後、平ゼミの企画で愛知・名古屋戦争に関する資料館の見学と名古屋城周辺の戦跡フィールドワークを行いました。中高生8名が参加し、資料館では戦時中に自たちと同い年の人はどんな暮らしをしていたのかや、名古屋城がなぜ燃えたのかなどを学びました。

名古屋城周辺では、戦時中に弾薬庫として使われていた乃木倉庫や礎石が空襲で焼かれた跡などを見ました。